スキャンリー 使用マニュアル

PDFの中身をAIが読み取り、命名規則に沿って自動でファイル名を付け、決めたフォルダへ振り分けるWindowsアプリ。本マニュアルは「導入編(準備)」→「運用編(日々の使い方)」の流れで解説します。

1はじめに

1.1スキャンリーでできること

スキャンリーは、PDFの中身をAIが読み取り、自動でファイル名を付けて、決めたフォルダへ振り分けるのがメインの機能です。加えて、書類まわりを楽にする便利機能もそろっています。

1メイン機能 ― PDFの自動リネーム・振り分け

使い方は大きく2通りあります。

  • ① スキャンフォルダを監視して自動リネーム
    スキャン後のPDFが保存されるフォルダを監視し、PDFが入った瞬間に自動でリネーム・転送します。いちばん基本の使い方です。(3.1 スキャンリネーム
  • ② 過去ファイル・取りこぼしの一括リネーム
    自動リネームが漏れたPDFや、アプリ起動前から置いてあったPDFを、後からまとめて手動でリネームします。(3.2 過去ファイル一括リネーム

2そのほかの便利機能

  • 📌 フォルダ・ファイルのブックマーク
    よく使うフォルダ・ファイル・アプリ・WEBを一元登録し、ワンクリックで開けます。(3.4 ブックマーク機能
  • 🔍 エクスプローラ機能
    PDFのプレビューを見ながらリネームできます。軽い動作でサクサク切り替えながら中身を確認できるのがとても便利です。(3.5 エクスプローラ機能
  • 📄 PDF編集
    複数のPDFを1つに結合したり、ページの並べ替え・回転、パスワード・印刷/コピー制限の設定ができます。動作が軽く、直感的に編集できるのが特長。必要十分な機能を備え、コストパフォーマンスでは他の有料ソフトにも負けない価値があります。(3.6 PDF編集機能
  • 💳 名刺管理
    スキャンした名刺PDFをAIが読み取り、Excel一覧に自動でデータ化します。専用スキャナは不要で、お使いの複合機で読み取るだけで処理が完結。専用の機材を買い足す必要がなく、手間がかからないうえに高いコストパフォーマンスを発揮します。(3.7 名刺管理

1.2インストールと初回起動

  1. EXEを起動する
    配布された ScanRee.exe をダブルクリックします。インストール作業は不要です。
  2. Windowsのセキュリティ警告に対処
    初回起動時に青い画面が出ることがあります。標準的な警告で安全です詳細情報 →(下に出る)実行 を押してください。
  3. ライセンス認証
    「ライセンスキーを入力してください」に XXXX-XXXX-XXXX-XXXX 形式のキーを入力し 認証 を押します。成功するとメイン画面が開きます。
SmartScreen警告は仕様ですウイルスではありません。上記手順で実行できます。初回認証はインターネット接続が必須です。

1.3ボタンの説明を見る(マウスホバー)

スキャンリーの各ボタンの上にマウスカーソルを置く(ホバーする)と、そのボタンが何をするのかの説明が表示されます。クリックする前に「これは何のボタンか」を確認できるので、迷ったときはまずカーソルを重ねてみてください。

ボタンにマウスを乗せたときに表示される説明ポップアップ(赤枠部分)
ボタンにカーソルを乗せると、赤枠のように説明ポップアップが表示されます(例:ブックマークタブの「フォルダ内容」ボタン)
  • 🖱 使い方
    ボタンの上にマウスカーソルを乗せて少し待つと、ボタンのすぐ上に説明の吹き出し(ツールチップ)が出ます。カーソルを離すと消えます。
  • 📍 対応範囲
    自動リネーム・命名規則・ブックマーク・名刺管理など、各タブのボタンに説明が用意されています
💡 まず触ってみたいときに便利マニュアルを開かなくても、画面上でカーソルを重ねるだけで各ボタンの役割がわかります。操作に慣れるまでの手助けとしてご活用ください。
2導入編 ― 準備をする

2.1転送先フォルダを準備

まず、リネーム後のPDFを保存するフォルダ(転送先)を用意します。文書種別ごとにフォルダを分けておくと、自動で仕分けられて整理が楽になります。

例(フォルダ構成):

  • …\スキャンリー\請求書\
  • …\スキャンリー\領収書\
  • …\スキャンリー\契約書\

これらのフォルダはエクスプローラーで先に作成しておきます。次の「命名規則」で各文書種別にこのフォルダを紐づけます。

監視用フォルダ(スキャン保存先)も用意スキャナの保存先になる「監視フォルダ」も決めておきましょう(例: …\SCAN\)。ここに入ったPDFを自動リネームします。

2.2命名規則を作成する

スキャンリーの心臓部です。命名規則 タブで、文書種別ごとに「どんな名前を付けるか」を設定します。

命名規則タブの全体画面
赤枠命名規則 タブを開いた画面(共通設定・命名規則設定・エクスポート/インポートなど)

2.2.1 共通設定(すべての種別に効く設定)

  • 自社名設定 ― 自社の正式名称・略称・別名を1行に1つ登録。ここに登録した名称は取引先名として採用されなくなり、誤判定を防ぎます(最も効果の高い設定)。
  • 📝 共通追加指示を編集 ― 全文書種別に共通で効く指示を記入。例:「日付は和暦ではなく西暦(YYYYMMDD)に統一してください」。

2.2.2 デフォルトの文書種別を使う/変更する

初期状態で 請求書・領収書・契約書・見積書・納品書・通知書・明細書・その他・名刺 の9種別が登録済みです。そのまま使うこともできますし、パターンや例を変更することもできます。

文書種別命名パターン(例)
請求書{日付}_{取引先}_{金額}_請求書_{概要}
領収書{日付}_{発行元}_{金額}_領収書_{概要}
見積書{日付}_{宛先}_{金額}_見積書_{概要}

「パターン」欄に、{ } で囲んだ差し込み項目{日付} など)を並べます。AIがPDFを読み取って {日付} には実際の日付を、{取引先} には取引先名を…というように、{ } の中身を実際の情報に置き換えてファイル名を作ります

項目名は自由に決められます。下の表はよく使う例で、この中から選ぶ決まりはありません。{担当者}{案件名}{物件名} のように、業務に合わせて好きな名前を { } で囲んで書けば、AIがその内容をPDFから読み取って埋めます。

差し込み項目(よく使う例)意味
{日付}文書の日付(YYYYMMDD)
{発行元} / {取引先} / {宛先}発行元・取引先・宛名
{金額}合計金額
{概要}内容の要約(品目・但し書き等)
{今日}処理した日付を自動挿入(日付の無い書類用)
{担当者} / {案件名} など自分で決めた項目名もそのまま使える
項目名は自由上記はあくまで例です。会社や業務で使いたい呼び方(例:{現場名}{品番}{お客様名})を { } で囲むだけで、新しい差し込み項目として使えます。

「例」欄に理想的な完成形を1つ書くと精度が大きく上がります。

20260115_NTT東日本_22000円_請求書_電話代090-1111-2222

2.2.3 新規作成(業種ごとに必要な種別を追加)

標準9種別に無い書類は、➕ 新規追加 で追加します。種別には「区分」があり、一般固有の2種類です。

文書種別を選ぶポップアップ画面
区分説明作り方
一般請求書・領収書など一般的な書類パターン・例を手入力
固有保険料納入告知書など、個別具体的・特定様式の書類サンプルPDFから作成も可能

固有文書では、精度を高めるために次を設定します。

  • 🔎 識別ワード ― 文中に含まれる特徴的な言葉を登録。過半数(最低2個)が一致するとその種別と判定。高精度なAI判定が可能に。
  • 🤖 強化指示を編集 ― 精度向上のための指示。AIによる自動生成も可能(生成後は目視確認を推奨)。設定は任意ですが推奨。
  • ✏️ 専用指示(固有指示)を編集 ― その種別だけに効く指示を手入力。
強化指示について記述すると、より精度の高いリネームが可能になります。自分で書くこともできますが、AIに書かせる機能があるのでぜひ活用してください。なおAIは完璧ではないので、生成後は内容に問題がないか目視をお願いします。

設定が終わったら必ず 命名規則を保存 を押します。

2.4命名規則をエクスポートして共有

作った命名規則はExcelに書き出して保存・編集でき、他のメンバーやPCへ渡せます。命名規則 タブ下部「命名規則の共有(Excel経由)」にあります。

  • 📤 Excelにエクスポート ― 現在の命名規則をExcelに書き出す。Excel上で簡単に編集できます。
  • 📥 Excelからインポート ― 取り込む。同じ文書種別名は上書き、新しい行は追加、既存の未一致行はそのまま残ります。
チーム運用にエクスポートしたExcelを配れば、複数台のPC・複数の担当者で同じ命名規則を統一できます。
3運用編 ― 日々使う

3.1スキャンリネーム(自動)

日々の基本運用です。自動リネーム タブで監視フォルダを設定し、そこにPDFを置くだけで自動的にリネーム・転送されます。

自動リネーム画面
赤枠自動リネーム タブの画面(監視フォルダ設定・監視制御・処理ログ)
  1. 監視フォルダを設定
    「監視フォルダ設定」の 参照 でスキャン保存先フォルダを選びます。
  2. 監視開始
    監視開始 を押すと「状態」が 監視中(緑)になります。
    便利 フォルダが既に設定されている場合は、アプリ起動時に自動で監視が始まります(毎回ボタンを押す必要がなくなりました)。
  3. PDFを入れる
    監視フォルダにPDFが入ると自動解析が始まります。
💡 コピペでもスキャンでも起動します監視フォルダは、手動でPDFをコピー&ペーストしても、スキャナからスキャンしても、どちらでも自動リネームが起動します。とくにスキャナからのPDFはスキャナ向けに監視を最適化しており、取りこぼしが起きないよう工夫されています。

進行状況をリアルタイム表示

自動リネームが始まると、進行状況を知らせるポップアップが表示されます。リネームの進み具合をリアルタイムに把握できます。

リネーム中の進行状況ポップアップ
「ホットフォルダ自動リネーム中」進行状況ポップアップ

リネーム結果の確認・修正

リネームが終わると、結果がポップアップで表示されます。この画面で次の操作ができます。

リネーム結果ポップアップとPDFプレビュー
「ホットフォルダ自動リネーム結果」画面(左:文書種別・区分・リネーム後ファイル名・転送先フォルダ/右:選択したPDFのプレビュー)
  • ファイル名の修正ができる
  • 転送先フォルダをクリックでフォルダを表示
  • ファイル名をダブルクリックで開いて中身を確認
  • ファイル名をクリックで中身をプレビュー。中身を見ながらリネーム修正が可能
  • ファイル名を右クリックPDF編集(結合・並べ替え・回転)ができる
修正は監視フォルダ・転送先フォルダの両方に反映この画面でファイル名を修正すると、監視フォルダ側のファイルと、転送先フォルダにコピーされたファイルの両方が同じ新しい名前にリネームされます。片方だけ名前がずれる心配はありません。
ファイルの扱いについて監視フォルダ内のPDFはその場でリネームされます(ファイル名が新しい名前に変わるだけで、別名のコピーが増えるわけではありません)。命名規則で転送先フォルダを設定していれば、リネーム後のファイルが転送先フォルダにもコピーされます(監視フォルダ側にも残ります)。

3.2過去ファイル一括リネーム

すでに溜まっているPDFや、自動リネームが漏れたPDFは、手動でまとめてリネームできます。方法は2つあります。

A. 手動リネームタブ(任意のPDFを処理)

手動リネームタブ
赤枠手動リネーム タブの画面(ファイル選択・出力設定・リネーム実行)
  1. PDFを追加
    「PDFファイル選択」ボックスにドラッグ&ドロップ、または Ctrl+V でファイル/フォルダを追加できます(ファイル追加フォルダ追加 でも可)。
  2. 出力方法を選ぶ
    ✏ 元のファイルを直接リネームする(上書き)📂 出力先フォルダにコピーする を選択。コピーなら元ファイルが残ります。
  3. 転送するか選ぶ
    📁 命名規則で設定した転送先フォルダにも転送する のチェックで、種別ごとの転送先へ送るか選べます。
  4. リネーム実行 を押す。結果は「処理ログ」に表示されます。

B. 自動リネームタブの「手動リネーム」(監視フォルダ内を処理)

自動リネームタブの 🔄 手動リネーム を押すと、監視フォルダ内のPDFを一覧表示し、選んだものだけをリネームできます。アプリ起動前から置かれていたPDFもここで処理できます。

3.3新規文書種別の登録

運用していて新しい種類の書類が出てきたら、命名規則 タブの ➕ 新規追加 で種別を追加します。手順は2.2.3(新規作成)と同じです。

  • 一般的な書類 → 一般区分でパターン・例を手入力。
  • 特定様式の書類 → 固有区分。サンプルPDFから作成し、🔎 識別ワード🤖 強化指示 を設定すると高精度。

追加後は転送先フォルダを紐づけ(2.3)、必要ならExcelで共有(2.4)します。

3.4ブックマーク機能

🔴 ブックマーク タブでは、よく使うフォルダ・ファイル・アプリ・WEBページを一元的にブックマークできます。ダブルクリックですぐ開けます。

ブックマーク画面
赤枠🔴 ブックマーク タブの画面(集合フォルダで階層整理)

フォルダ・ファイルのブックマーク

エクスプローラーのピン留めは名称変更や階層化ができず分かりにくく、デスクトップのリンクはすぐ散らかります。スキャンリーなら「集合フォルダ」を作り、そこにフォルダやファイルをドラッグ&ドロップ(またはコピペ)するだけでスマートに管理でき、欲しい情報にいつでもアクセスできます。

アプリ・WEBのブックマーク

  • アプリ ― ローカルアプリもWEBアプリも区別なく登録。集合フォルダにアプリのリンクやURLをドラッグ&ドロップ。
  • WEBブックマーク取込み🌐 WEBブックマーク取込み で、ブラウザのブックマーク(エクスポートしたもの)を取り込めます。

強力な検索機能

  • 複数のフォルダを横断して同時に検索
  • エクスプローラーの検索よりスピードが速い
  • 検索結果を柔軟にソートできる。
  • 中身(PDF/Word/Excel/PowerPoint/テキスト)まで検索可能。

3.5エクスプローラ機能

ブックマークしたフォルダを開くと、スキャンリー内蔵のエクスプローラ機能が使えます。PDFの中身を見ながら作業できるのが特長です。フォルダのブックマークをシングルクリックで起動します。

エクスプローラ機能とPDFプレビュー
ファイル一覧(左)とPDFプレビュー(右)を並べて表示
  • PDFプレビュー機能 ― PDFのプレビューを表示しながらリネームできます。Ctrl+シングルクリックで複数プレビューを起動し、内容を比較することも可能。
  • フォルダ転送機能 ― ファイルを命名規則の保存先へ転送。右クリックから「フォルダ転送」。
  • PDFリネーム機能 ― ファイルを選んで自動リネーム。右クリックから「自動リネーム」を選択。
  • PDF編集機能 ― ファイルを右クリック → 「PDF編集」で、複数PDFの結合やページの並べ替え・回転、パスワード設定ができます(3.6 PDF編集機能)。

3.6PDF編集機能

複数のPDFを1つにまとめたり、ページの順番を並べ替え・回転したりできます。🔴 ブックマーク タブの 📄 PDF編集 ボタンから開きます。

PDF編集ウィンドウ
赤枠🔴 ブックマーク タブから開いたPDF編集ウィンドウ(上部でモード切替、PDFをドラッグ&ドロップで追加)

3つのモード(上のタブで切り替え)

  • 📄 PDF単位(結合) ― 複数のPDFファイルを1つのPDFにまとめます
  • ✂ ページ単位(並替・回転) ― ページごとに順番の入れ替え・回転ができます。
  • 🔒 パスワード設定 ― PDFにパスワードや印刷・コピーの制限をかけて書き出します。

使い方

  1. PDFを追加する
    ウィンドウ内にドラッグ&ドロップ、または Ctrl+V で貼り付け。
  2. 並べ替え・削除する
    ドラッグで並び替え/クリックで選択(Ctrl+クリックで複数選択)/Delete で削除。
  3. 出力先を決める
    出力先参照 で保存先フォルダを指定します。
  4. 💾 結合して保存 を押す
    編集後のPDFが出力先フォルダに保存されます。
💡 やり直したいとき🗑 全クリア を押すと、追加したPDFを一度に全部消してやり直せます。
💡 右クリックからでも開けますリネーム結果画面やフォルダの内容ウィンドウで、ファイルを右クリック → 「PDF編集」を選んでも開けます。

🔒パスワード設定(PDFにパスワード・制限をかける)

🔒 パスワード設定 タブでは、PDFを開くときのパスワードや、印刷・本文コピーの禁止を設定して書き出せます。契約書・見積書や個人情報を含む書類を、メール添付や共有フォルダで安全に渡したいときに便利です。

PDF編集ウィンドウのパスワード設定タブ
赤枠🔒 パスワード設定 タブ(追加したPDFごとに、パスワードと制限を1行ずつ指定)

ウィンドウにドラッグ&ドロップで追加したPDFが1行ずつ表示され、行ごとに次を設定できます。

  • パスワード ― PDFを開くときに必要なパスワードを入力します。右の 👁 を押すと、入力した文字を確認できます。
  • 🖨 印刷禁止 ― チェックすると、そのPDFの印刷を禁止します。
  • 📋 本文テキストコピー禁止 ― チェックすると、本文の文字をコピー・抜き出しできないようにします。
  • (各行の右端)― その行のPDFを一覧から外します。

使い方(パスワード設定)

  1. PDFを追加する
    ウィンドウ内にドラッグ&ドロップして追加します。
  2. パスワード・制限を決める
    行ごとに パスワード を入力し、必要に応じて 🖨 印刷禁止📋 本文テキストコピー禁止 にチェックします。
  3. 出力先を確認する
    保存先は 📄 PDF単位 タブで指定したフォルダです。その中に パスワード保護_日付_時刻 というフォルダが実行ごとに自動で作られ、パスワード付きPDF(元のファイル名)はそこに入ります。
  4. 🔒 パスワード付きで出力 を押す
    設定したPDFが上記フォルダに保存され、あわせて 設定一覧.xlsx同じフォルダに出力されます(各PDFのファイル名・パスワード・印刷/コピー制限が一覧で記録されます)。
💡 全ファイルに一括で設定できます右上の 🔑 全ファイルに同じパスワードを設定 を押すと、一覧のすべてのPDFに同じパスワードをまとめて入力できます。やり直したいときは 🧹 全クリア で入力内容を一度にリセットできます。
🗒 パスワードは「設定一覧.xlsx」に記録されます出力時に、各PDFのパスワードと制限をまとめた 設定一覧.xlsx が同じフォルダに作られます。パスワードを忘れても、このファイルで確認できるので安心です。
⚠ 「設定一覧.xlsx」の取り扱いに注意この Excel にはパスワードがそのまま(平文で)書かれています。保護したPDFと一緒に相手へ渡すと、鍵を付けたのに鍵も一緒に渡すのと同じで保護の意味がなくなります設定一覧.xlsx相手には渡さず、自分だけがアクセスできる安全な場所で保管してください。

3.7名刺管理

複合機でスキャンした名刺PDFを、AIが読み取って Excel一覧に自動でデータ化します。手入力ゼロで名刺をデータベース化できる機能です。

スキャンリーを起動した状態で、複合機に名刺を並べてスキャンボタンを押すだけ。あとは何もしません。それだけで、名刺の情報がExcelに自動で追加されていきます。

名刺管理機能でできること

  • 名刺をスキャンしたPDFから、会社名・部署・氏名・電話番号・メール・住所・URLなどをAIが自動で読み取ります。
  • 読み取った内容は 名刺一覧.xlsx1人=1行でどんどん追記されます。
  • 1枚のPDFに名刺が何枚並んでいてもOK。自動で1枚ずつ切り分けて、それぞれ読み取ります。
  • 「登録した部署・担当者名」もExcelに残せますので、あとから「誰が登録したか」を追えます。
💡 こんな使い方もらった名刺を月末にまとめてスキャン → スキャンリーが自動でExcel化 → そのままCRMや連絡先アプリに取り込み、という流れを想定しています。

使い始める前にやること

  1. 「名刺」文書種別を確認(最初から登録済み)
    命名規則 タブで「名刺」種別があるか確認。標準で {今日}_名刺 のパターンが登録されています。
  2. 「名刺」種別の出力先フォルダを設定
    命名規則 タブ → 名刺種別の 出力先フォルダ名刺PDFをまとめたいフォルダ を指定。例: C:\Users\xxx\Documents\名刺
  3. 名刺管理 タブを開く
    画面上部のタブから「名刺管理」を選択します。
  4. 名刺として扱う文書種別 が「名刺」になっているか確認
    名刺管理 タブの 名刺として扱う文書種別「名刺」が選択されているか確認します。選択されていなければ、ここで「名刺」を選んでください。
📌 ポイント名刺種別の「出力先フォルダ」が、そのまま 名刺管理機能が監視するフォルダになります。自動リネームでスキャナから入ったPDFが「名刺」と判定されると、このフォルダに自動で振り分けられます。

自動処理(推奨)

普段は ボタンを押す必要はありません。自動リネームと組み合わせると、スキャンするだけで名刺データ化まで完了します。

  1. 名刺を複合機でスキャン(1ページに何枚並べてもOK)
  2. 監視フォルダにPDFが入る → 自動リネームが起動
  3. AIが「名刺」と判定 → リネームして名刺保存フォルダへ自動コピー
  4. 名刺管理機能が新着PDFを検知 → 内容を抽出して 名刺一覧.xlsx に行を追加
  5. 「名刺データを作成中」の進捗が表示され、完了で「✅ 完了しました」
💡 何もしなくていい名刺管理タブを開いていなくても、バックグラウンドで自動処理されます。「処理ログ」欄に履歴が残ります。

手動でデータ作成

名刺フォルダに外部からPDFを直接置いた場合や、過去の未処理PDFをまとめて処理したい場合は手動で実行します。

  1. 名刺保存フォルダに対象のPDFを置く(エクスプローラからドラッグ&ドロップ等)
  2. 名刺管理 タブを開く
  3. 📊 データ作成 をクリック
  4. 完了したら ✅ メッセージの「OK」を押して閉じる

名刺一覧Excelの中身

名刺一覧.xlsx に、1名=1行で次の列が追記されます。

項目説明
No / 元PDFファイル連番と元PDFのファイル名(クリックでそのPDFを開けます)
担当部署 / 担当者名刺管理タブで設定した「部署」「名前」
会社名・部署・役職・氏名・氏名(英)AIが名刺から読み取った情報
郵便番号・住所会社の住所
TEL・FAX・Mobile各種電話番号
Email・URLメールアドレス・会社URL(リンク化)
💡 Excelは自由に編集OK並び替え・色付け・列追加をしても大丈夫です。「No」「元PDFファイル」列だけ残しておけば、二重登録の防止は維持されます。

運用のコツ

  • 1ページに複数枚並べると効率的。A4 1枚に名刺6〜10枚スキャンしても、自動で各カードを切り分けて読み取ります。
  • 名刺の向きは揃えなくてOK。AIが各カードの文字を読み取ります。
  • 担当者欄は人別で固定すると、後で「誰の名刺か」フィルタしやすくなります。
  • 名刺情報をチームで共有: 名刺PDFの転送先をメンバー全員で同じ共有フォルダにすれば、1つの 名刺一覧.xlsx に全員分の名刺がまとまり、チームで共有できます。
  • Excelをクラウド同期: 名刺保存フォルダを OneDrive / Dropbox 内に置けば、PCを変えてもExcelが同期されます。

困ったとき

症状対処
「名刺として扱う文書種別」が未選択と出る命名規則タブで「名刺」種別を作り、パターン {今日}_名刺 を設定してください(標準で登録済み)。
「出力先フォルダが設定されていません」と出る命名規則タブで「名刺」種別の出力先フォルダを指定してください。
データ作成を押しても何も起きない処理ログを確認。新しいPDFが無いか、すでに全PDFが処理済みです。
名刺の枚数が違う(多い/少ない)解像度を300dpi以上にし、名刺同士に5mm以上の隙間を空けて再スキャンしてください。
「利用上限」と出る月間利用枠を使い切っています。追加パック購入か翌月までお待ちください。
Excelが開かれていてエラー名刺一覧.xlsx を閉じてから再実行してください。
4その他

4.1ライセンス・使用回数

ライセンス タブで、プランや使用状況の確認、キーの変更ができます。

利用状況を更新 を押すと最新の利用状況が表示されます。

表示意味
今月の利用: ○回 / 月間上限: ○回当月の消費回数と上限
残り: ○回今月あと何回使えるか
次回リセット: YYYY-MM-DDカウントがリセットされる日
1回の消費PDF1件のAI解析で1回消費します。強化指示の 🤖 AI で再生成 も1回消費。上限に達すると処理が中断され、自動リネームも停止します。

キーを変えるときは「ライセンスキーの変更」で 新しいキー: に入力し ライセンスを更新 を押します。プランは月額/年額。一度認証すれば短期間はオフラインでも利用できます(オフライン猶予)。

4.2トラブルシューティング・FAQ

症状対処
起動時に青い警告画面が出るSmartScreenの標準警告です。詳細情報実行 で起動できます。
ライセンス認証に失敗するキーの打ち間違い、またはネット未接続を確認。初回認証はネット接続が必須です。
「利用上限に達した」と出た当月の上限到達です。翌月のリセットを待つか、追加パック/上位プランをご検討ください。
自動リネームの状態が「監視停止(異常)」になる多くは自動で再起動します。続く場合はアプリを再起動し再度 監視開始 を押してください。
アプリが固まる・遅いネットワーク上(共有/NAS)のフォルダを監視・転送先にしていると遅くなることがあります。可能ならローカルフォルダで運用してください。
名前が思った通りにならない(1) 自社名を登録 (2)「例」を理想形に修正 (3) 強化指示・専用指示で具体指示。
Excel書き込みでエラー対象のExcelファイルを開いていると書き込めません。Excelを閉じて再実行してください。
起動前に置いたPDFが処理されない自動リネームタブの 🔄 手動リネーム から処理できます。

4.3付録・用語集・サポート

用語集

用語意味
監視フォルダ(ホットフォルダ)PDFを入れると自動でリネームされる監視対象フォルダ。
転送先(出力先)フォルダリネーム後のPDFを保存・仕分けするフォルダ。
文書種別 / 区分書類の種類。区分は「一般」「固有」の2つ。
命名パターン / 差し込み項目{ } でファイル名の型を組み立てる仕組み。{ } の中身がAIによって実際の情報に置き換わる。
識別ワード固有文書を見分けるためのキーワード。
強化指示 / 専用指示精度向上のための指示(AI自動生成/手入力)。
自社名設定取引先名として採用させないために登録する自社の名称。

覚えておくと便利な操作

  • Ctrl+V ― 手動リネームタブにコピー済みPDFを貼り付け。
  • Ctrl+シングルクリック ― 複数のPDFプレビューを並べて比較。
  • 結果やファイルを右クリック ― 名前編集・開く・転送・自動リネーム。
  • 集合フォルダへドラッグ&ドロップ ― フォルダ/ファイル/アプリを一括登録。

サポート連絡先

📧 support@officedx.ne.jp
🌐 https://officedx.ne.jp